顎関節と筋肉|顎関節症・咬み合わせ専門歯科医院HP

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顎関節と筋肉

顎関節とアゴの筋肉、関節円板の働き

顎関節と筋肉

噛むときに使う筋肉は咬筋と呼ばれる下顎と上顎を結ぶ筋肉を使用します。下顎は宙に浮いている状態で、この咬筋を伸縮させて下顎を上下させ、噛む行為を行っています。下顎の骨と上顎の骨はひとつの関節でつながっていますが、この両骨が直接当たると痛いので、その間にクッションのような働きをしている軟骨のようなものがあります。これを関節円板とよびます。噛むときは、上顎から伸びている咬筋が縮み、下顎の骨を引き上げ、関節円板が、顎関節でクッションの働きをするという流れになります。

顎関節症は関節円板の前方転移によって起こる

関節円板の前方転移

上記でご説明したものが正常なアゴの一連の動きとなりますが、噛む力が強すぎると、下顎からの力が強すぎて関節円板が前へずり落ちてしまいます。これを関節円板の前方転移と呼びます。クッション効果がなくなると、その奥にある神経等がある場所を圧迫するので痛みがはしります。これが顎の痛みにつながりますが、さらに、顎関節のすぐ奥には靭帯や自立神経、抹消神経、三半規管が多数存在します。その部分を下顎の骨が圧迫してしまうことにより、さまざまな症状を併発します。

当院で実施した顎関節症治療の症例をご紹介

当院で実施した顎関節症治療の症例をご紹介いたします。

顎関節症治療の症例(40代 男性)

顎関節症治療の症例

顎の大きさが著しく狭く、歯が入るスペースがないので、相談に行った他の医院では歯を抜歯して並べる矯正を勧められた患者さまです。顎の動きが制限され、顎の関節に負担がかかり下顎がスムーズに動かない状態でした。

拡大床により上下顎を大きく拡大し、同時に矯正治療を行って歯並びと噛み合わせを改善しました。上下顎を拡大する事により、健康な歯を抜歯することなく全ての歯を顎の中に収める事が出来ました。口の中が広がることにより舌を噛むこともなくなり、制限されずに下顎をスムーズに動かす事が出来るようになり、顎の痛みも無くなりました。上顎が広がると結果鼻腔も広がるので、鼻の通りが良くなりました。

年齢・性別 40代 男性
主訴 顎の関節が痛くて口が開きにくい。舌をよく噛んでしまう。
治療期間 2年6ヵ月
治療回数 36回
治療費 1,155,000円(税込) 月調整料5,500円
リスク 歯根の吸収が起きたり、後戻りが起きたりします。

顎関節症治療の症例(20代 女性)

顎関節症治療の症例

顎が小さくて歯が並びきっていない叢生で、下顎が左にずれていました。特に左の顎関節に症状が強く出ていました。噛み合わせの検査を行い、拡大床を用いて上下顎を大きく広げて歯が並ぶ環境を整えてから、左にずれている下顎が真ん中の正しい位置に落ち着くように矯正治療によって歯並びと噛み合わせを改善しました。

左の顎関節の症状は改善され、口の開け閉めがスムーズになりました。噛み合わせのバランスが良いので、左右どちらでも良く噛めるようになりました。

年齢・性別 20代 女性
主訴 顎の関節がカクカクして、痛む時がある。物が噛みにくい。
治療期間 1年3ヵ月
治療回数 20回
治療費 1,155,000円(税込) 月調整料5,500円
リスク 後戻りや歯根吸収、虫歯など

顎関節症治療の症例(40代 女性)

顎関節症治療の症例

左側の片頭痛、口を開いた時の顎関節の痛み、左側の肩こりの主訴にて来院された患者さまです。

以前に矯正治療の経験あり。顔の中心より下顎が左側にずれており、左下奥歯が欠損している状態でした。噛み合わせの検査を行い、正しい噛み合わせにするために、下顎を右側に誘導して噛み合わせの高さを改善、また、欠損していた左下奥歯にはインプラント治療を行いました。

結果、上下の真ん中が揃い、噛み合わせの高さが改善されたことにより、左側にあった肩こりや偏頭痛は改善され、よく噛めるようになりました。左足にあった魚の目も改善したとの事です。

年齢・性別 40代 女性
主訴 左側の片頭痛、口を開いた時の顎関節の痛み、左側の肩こり
治療期間 約1年
治療回数 約20回
治療費 約1,320,000円(税込)
リスク 噛み合わせの変化による一時的な咀嚼障害、セラミックの破折、後戻り

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