歯ぎしりの治療法|顎関節症・咬み合わせ専門歯科医院HP

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歯ぎしりの治療法

歯ぎしりの治療法とは?

歯ぎしりの治療法

歯ぎしりの治療法は大きく分けて下記の3種類があります。
①マウスピースを使用した治療
②咬合治療
③生活習慣における栄養素を補う栄養療法

マウスピースを使用した治療や咬合治療が一般的ですが、当院ではサプリメント摂取により、精神的、身体的に健康に近づけるという栄養療法も重要であると考えています。

マウスピース治療

マウスピース治療筋肉の緊張により、噛み合わせがずれてしまった場合、これを調整するためにその患者さまにあったマウスピースを造り、それを習慣的に装着することで元の噛み合わせに戻すという治療があります。

噛み合わせがずれたことにより、咬みしめや歯ぎしりが強くなり、関節円盤がずれてしまった場合、マウスピースで噛み合わせに高さを出してあげることで顎関節にもスペースが生まれ、関節円盤が元の位置に戻りやすくなるのです。

また、マウスピースを装着した際の噛み合わせは正常な状態に戻るため、これを習慣化することで、おかしな位置に慣れてしまった筋肉の位置を元にもどしてあげるのです。しかし、このマウスピースの製作は非常に難しく、ありとあらゆる角度から診査、診断が必要となるため、この分野を専門とした知識、技術の高い先生に診てもらうことが重要となります。

ボツリヌス菌注射治療

ボツリヌス菌注射治療「ボトックス」という言葉をお聞きになったことはありますか? ボトックスというのは、ボツリヌス菌注射のことで、美容外科などで行われる美容整形の分野ではよく用いられる治療ですね。

もともとは斜視や痙攣を治すため、筋肉の緊張をほぐし、緩くするのに使用されていました。注射といってもほとんど痛みはありません。

ボツリヌス菌注射を行うと筋肉の緊張をほぐすことが可能です。顎関節症で顎が開かなくなった方にボツリヌス菌注射をすると簡単に開きやすくなるのです。筋肉の緊張によって起こった顎関節症の治療にはうってつけの治療法で、緊張した筋肉をほぐし、筋肉をやわらかくしてあげることができます。

マウスピース+ボツリヌス菌注射治療

上記でも述べましたが、マウスピースは正常な位置に噛み合わせをもっていき、筋肉の力がかかる位置を変えるので、筋肉が硬くなっている場合、なかなか動きません。

そこでボツリヌス菌注射により、筋肉の緊張をほぐし、やわらかくしてあげることで筋肉の動きをよくしてあげます。

顎関節症や噛み合わせの治療には何年もかかると いう話をよく耳にしますが、マウスピース治療だけでは何年もかかってしまう治療期間を大幅に減らし、早く治すためには、この2つの併用治療がおすすめです。

咬合(こうごう)治療

咬合(こうごう)治療8~9割の方はマウスピースとボツリヌス注射を用いた治療で日常生活に支障がない程度に回復しますが、高度に口腔内が崩壊している方は根本的な咬合治療が必要になります。

ほとんどの歯がボロボロだったり、抜け落ちている歯が多かったり、多くの詰め物がうまく機能していなかったりする方々です。根本的な噛み合わせを改善するところから治療を開始します。

主に補綴治療(インプラントやセラミック治療、レジン充填治療、入れ歯)にて咬み合わせを調整していきます。当院のドクターはインプラント学会専門医、顎咬合学会認定医の資格を有し高度な補綴治療を行うことができます。

実際に当院で行った症例はこちら >>

生活習慣における栄養素を補う栄養療法

栄養療法歯ぎしりは睡眠中に起こることがほとんどですが、一種の睡眠障害が起こっていると考えられます。

アメリカではナイトメアシンドロームと呼ばれますが、悪夢や痙攣、歯ぎしりなどが睡眠中に起こるのはビタミンBの一種のナイアシンと呼ばれる成分が欠乏しているからだといわれており、これに当てはまる人がナイアシンを摂取したところ睡眠障害が軽くなったということもあります。

セロトニンも同じです。精神的に落ち着きが得られるというサプリメントを服用することも重要です。また、身体的には腸内環境を正常に保ったり、栄養をしっかり摂ることで、身体的ストレスを軽減させることも重要です。

当院で実施した歯ぎしり・食いしばり治療の症例をご紹介

当院で実施した歯ぎしり・食いしばり治療の症例をご紹介いたします。

歯ぎしり・食いしばりを改善した症例(30代 女性)

歯ぎしり治療の症例

こちらの患者さまは、噛み合わせても前歯が全く当たらないオープンバイトなので奥歯の負担が大きく、食いしばりが発生しやすい状況でした。また、下顎は左側にズレていて、顔の左右非対称や顎周辺の関連筋肉に症状が出ていました。

歯が並ぶスペースが足らないので拡大床で顎を拡大し、奥歯を低くしながら前歯の噛み合わせを作り、ズレのあった下顎を顔の中心に誘導する矯正治療で噛み合わせを改善しました。食いしばりが改善され、奥歯の負担も減ったので顎の疲れがなくなりました。前歯で物が噛めるようになり、顎の位置ズレが改善したので、肩こりや偏頭痛などの筋肉の症状も無くなり、口が開きやすくなりました。

年齢・性別 30代 女性
主訴 歯ぎしり・食いしばりがひどく、いつも顎が疲れていて口が開きにくい。
肩こりや偏頭痛が常にある。
治療期間 2年1ヵ月
治療回数 30回
治療費 935,000円(税込) 月調整料5,500円
リスク 後戻りや歯根吸収、虫歯など

歯ぎしり・食いしばりを改善した症例(40代 男性)

歯ぎしり治療の症例

上顎がV字型に狭窄しており、上下ともに歯が全て内側に倒れ込んでいて口腔内が狭くなっていました。舌や下顎が後方に下がり、顎関節を圧迫したり、舌が喉の奥に押し込まれており、イビキをかきやすい噛み合わせでした。下顎の位置が後方にずれているので、歯ぎしり・食いしばりが多く発現していました。

拡大床により上下顎の拡大と内側に倒れている歯の整直を行いました。その後、矯正治療により歯並びを改善し、下顎を正しい位置に誘導して噛み合わせを確立しました。口腔内が広くなったことにより舌の位置が楽になり、呼吸環境が改善されイビキが減りました。スムーズな歯軋りにより食いしばりが減り、矯正前にあった様々な症状が改善されました。

年齢・性別 40代 男性
主訴 歯ぎしり・食いしばりによる肩こり、偏頭痛。顎関節の痛みと開口障害。イビキ。
治療期間 2年
治療回数 36回
治療費 1,155,000円(税込)
リスク 後戻りや歯根吸収、虫歯、歯の移動中の痛み

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