歯ぎしりの症状|顎関節症・咬み合わせ専門歯科医院HP

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歯ぎしりの症状

歯ぎしりの症状・口腔内への影響

歯ぎしりの症状・口腔内への影響

就寝時に慢性的に歯ぎしりをする人は、下記のような症状が現れます。自覚症状がある方はかかりつけの歯科医院へ相談してみましょう。

異常な咬耗

人の歯は年齢を重ねるにつれ、すり減ります。しかし歯ぎしりをしている年月が長いほど、また強い力で歯ぎしりするほど、歯の磨り減り方は極度に進行します。歯の長さが短くなっていくのが特徴です。

歯の付け根のくぼみ・削れ

ブラキシズムによって歯に力が加わると、歯の根元に応力が集中して、えぐれたように歯質がなくなっていきます。その部分は冷たいものにしみたりしやすく(知覚過敏)なります。

歯肉退縮(歯茎が下がる)

歯肉退縮(歯茎が下がる)歯ぎしり・食いしばりによって日常的に強い力が歯にかかると、歯が揺さぶられるため、少しずつ歯茎が下がってしまいます。

以前に比べて歯が長くなった感じがしたり、歯の根本部分がしみたりする場合は歯茎が下がっている可能性が高いです。

※歯肉の見た目を改善するためには、歯肉移植の手術が必要となります。

つめ物・かぶせ物の欠けや脱離

歯ぎしりをされる方は歯に強い力がかかるため、治療で入れたつめ物・かぶせ物が欠けたり、外れたりすることが多くなります。

天然歯の欠けや割れ

歯ぎしりによって部分的に大きな力がかかってしまうため、歯の表面が欠けたり、歯根が割れる場合があります。歯根が割れた場合、状況にもよりますが、最悪の場合は抜歯となるここともあります。

歯周病の悪化

歯ぎしりによって歯が揺さぶられると、歯を支えている骨や歯茎がダメージを受け、歯周病の症状が悪化します。お口の中を清潔に保っていても、過度な咬合力が問題で歯周病が進行し、歯を失う可能性もあるため、注意が必要です。

顎が痛みを感じる

歯ぎしりによって顎骨や顎関節に大きな負担がかかるため、顎に痛みを感じることがあります。また、歯ぎしりによって顎関節部分の関節円盤という軟骨が圧迫されてずれたり、穴があいたりすると、顎がスムーズに動かせなくなり、顎関節症を引き起こす可能性があります。

肩こり・頭痛

歯ぎしりによって強く噛みしめることが多くなると、筋肉が緊張してしまいます。噛む際に使用する筋肉は肩や頭の方まで繋がっているため、肩こりや頭痛を引き起こす可能性があります。

歯ぎしりなどの噛む力が強いと知覚過敏になりやすい

知覚過敏歯ぎしりなどで上下左右の噛む力が強くなると、歯がしなり、歯と歯ぐきの間の部分に大きな力が加わり、歯に1000分の1ミリのマイクロホールという小さな穴が開いてきます。

そのマイクロホールが500本、1000本と増えていくと、その穴と穴がつながって、大きくなり、マイクロクラックというヒビに変わります。

そうすると硬い歯質もボロボロととれてなくなってしまい、その部分にウエッジシェークドディフェクトというクサビ状欠損ができます。そこがしみるようになります。歯と歯ぐきの間の部分がしみる方は要注意です。

歯ぎしりなどの噛む力が強いと虫歯ができやすい

噛む力が強いと虫歯ができやすい

虫歯の直接的な原因って何だと思いますか?

・甘いものが原因・・・?
・虫歯菌が原因・・・?
・歯磨きができていないから・・・?

たしかにどれも歯に悪いことですが、上記3点のみで虫歯ができてしまうわけではありません。

噛む力が強いと虫歯ができやすいとある実験が過去に行われました。虫歯はなぜできるのか?ということを解明するための実験ですが、健康な歯に唾液を継続的にかけ、さらにそこに虫歯菌(ミュータンス菌)と砂糖を定期的に付着させ、これを何度も何日間も繰り返すという実験です。

その結果、虫歯はできていたのでしょうか?・・・答えは「NO」、虫歯はできていませんでした。歯質はやわらかくなっているものの、虫歯にはなっていなかったのです。

では、上記3点になにを足したら虫歯ができるのでしょうか?答えは・・・「噛むこと」だったのです。食事の際の酸や、虫歯菌によってやわらかくなった歯に噛む強い力が加わることによって、局所的に歯に穴があいたり、ヒビ(マイクロクラック)が入ったりして、そこから細菌感染し、虫歯ができてしまうのです。

ということは、噛む力が強ければ強いほど、歯ぎしりをすればするほど大きな穴が空いたり、ヒビができたりするため、虫歯になりやすいということなのです。

歯並びが綺麗でも良い歯並び・噛み合わせとは限りません

矯正治療によって不定愁訴が改善した症例

歯並びや噛み合わせは歯科の中でもとても難解な分野です。上記の画像のように歯並びが綺麗で一見何も問題ないように見える場合でも、噛み合わせのバランスや歯軸のズレなどによって、顎関節症や歯ぎしり・食いしばりをはじめ、顔貌や姿勢の歪み、不定愁訴を引き起こす場合があります。

詳しくは下記のページをご確認ください。

きれいな歯並び≠ 良い歯並びについて>>

歯並びは良いけれど噛み合わせが悪いケースについて>>

歯ぎしりについてさらに詳しく。合わせてお読みください!

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