TCHについて|顎関節症・咬み合わせ専門歯科医院HP

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TCHについて

TCH(Tooth Contacting Habit)とは?

TCH(Tooth Contacting Habit)

TCHとは、Tooth Contacting Habitの略で、上下の歯を無意識下で持続的に接触させるクセのことです。 上下の歯を接触することで問題が起こると聞くと、歯ぎしりや噛み締めを思い浮かべる方が多いと思います。

それらは一時的に強く噛んでいる状態のことですが、TCHはわずかな力でも「”持続的”に上下の歯が接触している」ということが違いとなります。 通常、食事や会話を含め1日に上下の歯が接触する時間は20分程度と言われていますが、この時間が極端に長い歯の接触クセを持っていることをTCHと呼びます。

TCHのセルフチェック

姿勢を正して正面を向き、目を閉じます。

唇を軽く閉じます。

上下の歯が接触しないように少しずつ離していきます。

上記の①~③を行った際にお口や顎周辺に違和感を感じたり、そのままの状態で5分間維持できない場合は、TCHの可能性があります。

TCHによって起こると考えられる症状

TCHによって起こると考えられる症状

TCHが常態化した場合、顎周りの筋肉が疲労・緊張し顎関節への負担が増えることとなります。これにより顎の違和感、疲労感から始まり、顎が開きづらくなったり、顎関節症、肩こり、頭痛などの症状が現れるなどさまざまな不定愁訴が起こることがあります。また、睡眠中における歯ぎしりや噛みしめの原因にもなると考えられています。

TCHによって生じるお口の中の症状

歯周病の悪化・歯並びの悪化・エラの張り・歯の摩耗(楔状欠損)・歯の破折や欠け・つめ物/かぶせ物の破損や脱離・口内炎・ドライマウス・知覚過敏・開口障害・味覚異常など

お口の中以外の症状

顎関節症・肩こり・頭痛・耳鳴り・腰痛など

TCHの原因

TCHの原因TCHの原因は、ストレスと悪い噛み合わせと言われています。

TCHを起こす方の多くは、うつむいた状態で長時間集中してパソコンやスマホで作業を行うことやストレスを多く抱えている場合に起こりやすく、また、上下の歯の噛み合わせの不調和も原因になると考えられています。

TCHの治療・改善法

TCHの治療・改善法TCHを改善するには上記原因を改善するすることが必要となりますが、無意識下で起こるクセですので、改善は容易ではありません。

しかし、精神的・肉体的におけるストレスフリーな環境をつくり、1日の中で定期的にTCHが起こっていないかチェックする習慣を身につけることで、少しずつ改善に向け進むことができると考えます。

また、歯科医院にて噛み合わせの調整を行うことも重要な改善法の1つと考えております。

お口周辺をリラックスさせるために有効な「あいうべ体操」

あいうべ体操

①~④を1セットとし、1日30セットを目安に続けてみて下さい。声は出しても出さなくても良いです。なるべく大きくお口を動かしましょう!(大きく開けると顎が痛い場合は「いー」「うー」体操のみでも効果はあります。)

上記の改善法を意識することによって、お口周りの筋肉の緊張なども緩和されます。さらに、あいうべ体操を行い、お口周辺をリラックスさせることでより改善効果が期待できます。

咬み合わせ治療の検査・治療法について合わせてお読みください!

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