MP矯正(インビザライン )にて咬み合わせを改善した症例
MP矯正による咬み合わせ治療によって歯ぎしり等を改善した症例
こちらの患者さまは、小学生の頃に上下左右4番を抜歯してワイヤー矯正したことによって大きく口が開けられなくなり、さらに歯ぎしりや食いしばりがひどく、偏頭痛や肩こりがあるとの主訴で来院されました。
初診時の口腔内
上下左右第一小臼歯が抜歯されているにも関わらず、スペース不足で歯が並び切っていない状態でした。
下顎を前後左右どの方向にずらしても、奥歯が当たってしまい、歯ぎしりや食いしばりが出やすい 咬み合わせでした。歯ぎしりや食いしばりにより、偏頭痛や顎の痛みが生じていました。さらに顎関節に負担がかかりすぎて障害が出てしまい、口を大きく開けたりする事が困難になっていました。
患者さまと相談し、マウスピース矯正で咬み合わせを改善する計画を立てました。
マウスピース矯正後の口腔内
本来であれば、抜歯した第一小臼歯が入るほど顎を拡大し、抜歯したスペースにインプラントを入れたほうが正しい咬み合わせになりますが、そこまで患者さまが希望されなかったため、可能な範囲で口腔内のスペースを確保し、マウスピース矯正で噛み合わせを改善しました。
治療完了
上下の真ん中はピタリと合い、下顎を前後に動かすと前歯が当たり奥歯が離れ、また左右に動かすと犬歯が当たり奥歯が離れる正常咬み合わせとなりました。奥歯が当たらない事で、歯ぎしりや食いしばりが軽減され、筋肉や顎関節の負担が軽減し、口がスムーズに開くようになりました。口腔内のスペースを可能な範囲で拡大し、舌のスペースを確保する事で呼吸環境も改善されました。
年齢・性別 | 20代 女性 |
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主訴 | 大きく口が開けられない。 歯軋りや食いしばりがひどく、偏頭痛や肩こりがある。 |
治療期間 | 約1年 |
治療回数 | 5回 |
治療費 | インビザライン矯正モニター 429,000円(税込) リテーナー3セットモニター価格 44,000円(税込) 合計 473,000円(税込) |
リスク | MP装着による一時的な発音障害や虫歯のリスク、歯の移動時の違和感、矯正による歯根吸収など |