噛み合わせと身体のバランスを矯正治療で改善した症例
噛み合わせと身体のバランスを矯正治療で改善した症例
こちらの患者さまは、噛み合わせと身体のバランスが悪いとの主訴で来院されました。患者さまと相談し、矯正治療によって噛み合わせと身体のバランスを改善する計画を立てました。
術前は前歯の噛み込みが深い過蓋咬合(かがいこうごう)の状態でしたが、術後は上下の前歯が適切な被蓋量で噛み合うようになり、理想的でバランスの取れた歯並びへと改善しました。
術前は歯列が側方に狭く、一部の歯には横方向への回転も見られましたが、術後は歯が理想的に整列し、きれいで広がりのあるアーチ状の歯並びへと改善しました。
偏心運動の変化
偏心運動:上下の歯が噛み合った状態から、下顎を前方・左右方向へ動かすこと
術前は左右ともに犬歯が正しく機能しておらず、不安定な噛み合わせの状態でしたが、術後は犬歯がしっかりとガイドとして機能するようになり、理想的で安定した噛み合わせが実現しました。
歯列が拡大されたことにより、笑った際に上の歯列と頬の内側との間に現れる「黒い影(バッカルコリド)」が大きく改善され、より明るく自然な笑顔になりました。
上下顎前歯の傾斜が適正に改善されたことで、前歯が本来の役割を果たしやすい、機能的に優れた咬合環境となりました。
術前術後の骨格の変化
術前は咬合平面が大きく乱れており、噛み合わせのバランスが不安定な状態でしたが、術後は咬合平面が理想的なフラットな形状に整えられ、安定した噛み合わせが実現しました。
術前術後の身体のバランス・姿勢の変化
術前は膝の上に上体が乗るような姿勢で、強い猫背が見られましたが、術後はやや反り腰の傾向はあるものの、全体として理想的な姿勢に近づきました。
| 年齢・性別 | 10代 男性 |
|---|---|
| 主訴 | 歯の噛み合わせと体のバランスが悪い |
| 治療期間 | 2年7ヵ月 |
| 治療回数 | 約40回 |
| 治療費 | 咬合診断 55,000円 3次元GEAWワイヤー矯正 880,000円 月調整料 5,500円x毎月 リテーナー 82,500円 |
| リスク | 矯正治療中の虫歯や歯周病のリスク、歯の移動に伴う痛みや違和感、歯肉退縮や歯根吸収 |









