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どのような人が歯ぎしり食いしばりをしやすいですか?

投稿日:2025年11月30日

カテゴリ:歯ぎしり・食いしばり

ふと気付いたときに顎がだるい、歯がしみる、肩こりや頭痛がなんとなく続く…。
そんな症状がある方は、もしかすると「歯ぎしり食いしばり」を無意識にしているかもしれません。

歯ぎしりは音が出るケースが多い一方、食いしばりは音が出にくいため、自分では気づかないことが多いです。
では、なぜ一部の人は無意識に歯を食いしばってしまうのでしょうか?
今回は、歯ぎしり食いしばりをしやすい人の特徴とその背景にある要因について、歯科の視点から解説します。


1. ストレスや緊張が強い人

歯ぎしり食いしばりの最も代表的な原因のひとつが、心理的ストレスです。
人は外来由来の不安やプレッシャーを感じたとき、無意識に体に力を入れてしまいます。このメカニズムについては、こちらの記事に記載してあります。
例えば、緊張すると肩が上がったり、拳を握りしめたりするのと同じように、顎の筋肉にも力が入る(=歯ぎしり食いしばりがおこる)のです。

日夜問わず緊張状態が続き、顎の筋肉も慢性的に収縮し続けるので、歯ぎしり食いしばりに関連する症状も併発していきます。


2. 噛み合わせや歯並びに問題がある人

先述した心理的なストレスだけでなく、口腔内の構造的な要因も歯ぎしり食いしばりを助長します。

例えば、

こういった場合、顎が安定しにくいので無意識に「正しい位置を探そう」として筋肉に力が入ってしまうことがあります。また歯の高さや詰め物の形が微妙に合っていない場合も、顎の位置を補正しようとする反射により顎の筋肉に力が入ってしまい、結果的に食いしばるケースが見られます。


3. 姿勢が悪い人・体のバランスが崩れている人

近年、歯科と整体の分野で注目されているのが、姿勢と歯ぎしり食いしばりの関係です。
スマートフォンやパソコンの長時間使用によって、頭・顎が前に出る「ストレートネック」姿勢になると、首から下顎にかけての筋肉が常に引っ張られた状態になります。

この姿勢の乱れは、顎関節の位置にも影響し、下顎が後ろに押し込まれるようにズレていくので、
結果的に、顎周囲の筋肉が

特に以下のような生活習慣がある方は注意が必要です:

姿勢は一見関係なさそうに見えますが、顎関節や咀嚼筋のバランスに大きく関わっています。


4. 鼻づまりや口呼吸のある人

常に口が開いている状態(口呼吸)も、歯ぎしり食いしばりを悪化させる要因の一つです。
口呼吸では下顎が後方に下がり、舌の位置も常に下顎側になるため低位舌とよばれる状態になります。
その結果、舌が上顎にしっかりついておらず舌のついている下顎の骨そのものが後方に移動してしまいます。それにより気道が狭められ、呼吸を確保するために無意識に下顎を前方に出すような頭位(=猫背)にする反応を示すことがあります。その下顎の位置の変化と姿勢の変化に伴い、下顎の

睡眠時無呼吸症候群やいびきのある方も、呼吸を通そうとする生理的な反応として歯ぎしり食いしばりを起こすことが多く報告されています。


5. 集中作業やスポーツをする人

集中力の必要な仕事に就いている人スポーツ(種類による)をよくする人にも歯ぎしり食いしばりは多く見られます。
人は集中しているとき、自然と全身の筋肉に力を入れて反応できるように身構えるバランスを取ろうとします。
「集中」や「力み」が必要な作業では、歯を噛み合わせることで下顎を安定させ、体幹の安定を図ることがあります。

これが習慣化すると、日常生活の中でも顎の筋肉が常に緊張している状態となり、歯ぎしり食いしばりが慢性化してしまいます。


6. 睡眠の質が悪い人

睡眠が浅い・夢をよく見る・寝返りが多いと、眠りが浅く十分な睡眠が得られていない場合があり、それらも歯ぎしり食いしばりに関係します。
眠りが浅いと体動が多くなり、それに歯ぎしり食いしばりも含まれます。
入眠前のスマートフォンやPCなどのブルーライトやカフェイン摂取も、こうした睡眠の質の低下を招き、睡眠中の歯ぎしり食いしばりの頻度を増やす要因となります。


まとめ

歯ぎしり食いしばりをしやすい人には(あくまで傾向ではありますが)、精神的・身体的・環境的な共通点があるように思います。

そしてそれらは、ひとつの原因で生じているのではなく、複数の要因が重なって生じているので、改善に必要であればライフスタイルを見直すことも含まれます。


もし朝の顎の疲れや歯の違和感が続くようであれば、早めに歯科医院で相談し、原因を明確にしていきましょ​う。

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