顎関節症と歯の痛みについて
投稿日:2022年12月8日
カテゴリ:顎関節症
顎関節症の主な症状は、以下の通りです。
① 痛み 顎関節や周囲関連筋肉の痛み。
②開口障害 口が指2本以上開かない
③顎関節の音 口を開閉した際に顎関節から音が聞こえる
なので顎関節症になると必ず歯が痛むわけではありませんが、痛い方の顎をかばって片側噛みをしたり、本来噛む位置ではない所で噛んだりすると、噛み合わせのバランスが崩れて歯が痛くなったり知覚過敏が起きたりする事があります。
また顎関節症の方の多くは、夜間や日中に歯ぎしり食いしばりをされていますので、過剰な咬合圧と横揺れによって歯の痛みや知覚過敏や違和感が生じるのと同時に、顎関節症の症状が現れている場合もあると思います。
逆に痛みや違和感のある歯を放置したり、歯が欠損したままにしておくと、片側噛みになったり、顎の位置ズレが生じて顎関節症が発症しやすくなります。
噛み合わせと顎関節症には関連がないと主張される矯正の先生もいらっしゃいますが、噛み合わせの不良から顎関節症が発症するとの見解が大多数です。
特に、上下の顎が噛み合う位置が真ん中ではなく横にズレていると、70%以上の割合で顎関節症が発症すると言う研究データもあります。
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