食いしばりを防ぐ方法について|顎関節症・咬み合わせ専門歯科医院HP

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食いしばりを防ぐ方法について

投稿日:2023年6月13日

カテゴリ:歯ぎしり・食いしばり

はじめに結論から言ってしまうと、100%歯ぎしり食いしばりを防ぐ方法はありません。

睡眠時間中に行われる歯ぎしり食いしばりを例に上げるのであれば、健常者であっても8時間睡眠中約15分前後は歯ぎしり食いしばりをする時間があると言われています。なので考えなければならないのはそれ以上に行われてしまう余分な歯ぎしり食いしばりを防止するにはどうすればよいか、ということになります。

なので今回はその余分な歯ぎしり食いしばりを防ぐ方法についてお話ししたいと思います。

 

まず、なぜ余分な歯ぎしり食いしばりが生じるのかについてお話しなければなりません。一般的に、歯ぎしり食いしばりの原因はストレスとされています。仕事上のストレスや人間関係をはじめとする様々なストレスがあります。昨今ではそれらに対する対策やケアグッズなどがたくさん販売されるようになっているほどです。

しかし、ストレスの原因は自身を取り巻く環境だけではありません。

自身を取り巻く環境からくるストレスというのは、言い換えれば「外からくるストレス」といえます。それらはそういった環境から逃げたり変化させるなどによって、ある程度は自身でコントロールすることが可能です。しかしそれ以外のストレス、つまり「内からくるストレス」をコントロールするのは困難です。

「内からくるストレス」のなかでも、強いストレスになるものとして「呼吸がしにくいこと」が挙げられます。今回の話のキモはここにあります。

「呼吸がしにくいこと」というのは、鼻詰まりもそうですが、鼻の奥や喉の奥といった肺に至るまでの通り道が狭窄していることも含んでいます。

呼吸のための通り道が狭窄してしまう主な原因として、以下が挙げられます。

①肥満 … 首周りに脂肪がつき、気道を圧迫していることがあります。

②粘膜の炎症 … 鼻の奥などが慢性的に炎症を起こしていると、それだけで呼吸のための通り道が狭くなります。

③舌が引っ込んでいる … 顎の成長発育が十全になされず、口の容積が小さくなって舌の居場所が十分でなかったり、下顎の位置が後ろに引いたところに位置していたりすると、舌は喉の奥に引っ込まざるを得ません。結果として舌全体が喉の奥に落ち込み、気道を狭くさせることがあります。

 

呼吸ができなければ生命活動が維持できないので、ストレスを感じるのは当然です。

そのストレスのかかる呼吸環境の悪さを少しでも良くしようと身体は、意思によらずいろいろと試行錯誤するわけです。そしてその結果として現れる変化で今回取り上げるのは、猫背であったりストレートネックやといった首周りの姿勢の変化です。これは身体が呼吸をしやすくしようと顔を前に出した結果です。そうすることで気道が広がり呼吸しやすくなります。要は酸素をなんとか取り込もうと身体が勝手にそうするのです。

そうして生じた猫背やストレートネックは肩こりの原因になるだけでなく、喉周りの筋肉が下顎を喉側に引こうとする力がかかる状態でもあります。ちなみに、これが顎の成長発育の活発な学童期に生じていると、下顎が後ろに引かれた状態のままになるので、当然成長抑制されて歯並びや噛み合わせだけでなく呼吸環境への悪影響を及ぼすことになります。

 

これまでを要約すると、余分な歯ぎしり食いしばりの原因の1つが、呼吸環境をどうにかしようと身体が適応した結果であると言えます。この状態が続くと、噛む筋肉が酷使されることになるので様々なトラブルの原因になっていきます。

知覚過敏や歯や被せ物などの破損、口の外では頭痛や先述した肩こり、眼精疲労などがありえますが、それらの症状に絞って対症療法を行ってもなかなか解消しないのは原因がこういった嚙み合わせや顎の位置にある可能性があります。

 

当院では顎の位置や嚙み合わせについての相談も行っていますので、思い当たることがありましたらまずは相談からいかがでしょうか。

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