顎関節症と歯並びについて
投稿日:2023年1月26日
カテゴリ:歯ぎしり・食いしばり 顎関節症
歯並びの悪さと顎関節症との間には、関係性は無いという論文があります。 理由は、綺麗な歯並びの方にも顎関節症が発症するからという事なんですが、綺麗な歯並び =正しい噛み合わせ とは限りません。
顎の位置がズレているところで、綺麗に歯が並んでいるケースは、本当に多数あります。 特に、最近では、手軽なマウスピース矯正などで、事前の噛み合わせの検査をしっかりと行わずに歯並びだけ綺麗にしたような場合に、このような状況になります。
歯は綺麗に並んでいるけど真ん中が顔の中心ではなかったり、下顎を横にずらした際には、犬歯が当たってガイドするのが理想ですが、奥歯が当たって干渉していたりと、噛み合わせの機能が治療されてない事が多いです。
そのように見た目は綺麗でも機能が伴っていない場合には、食事中にどこかの歯が当たって邪魔して食べにくかったり、歯軋りや食いしばりが酷くなったり、せっかく移動した歯がまた元に戻ってしまう、いわゆる後戻りが発生したりします。
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