顎関節症の3大症状とは?|顎関節症・咬み合わせ専門歯科医院HP

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顎関節症の3大症状とは?

投稿日:2024年4月23日

カテゴリ:顎関節症

顎関節症の発症原因や、それによる症状の発現規模も一人ひとり異なります。そもそも、果たして自分の顎は顎関節症なのかそうでないのかも微妙…というかたもいらっしゃるかと思います。実際、自身で顎の異常や症状を自覚して来院される方より、他の主訴(むし歯など)で来院して指摘されて発覚する方のほうが多いように感じます。今回は顎関節症に少しでも早く気付くきっかけとしての顎関節症の3大症状についてお話したいと思います。

 

①口を開けると痛い … まず、口を開けると顎の関節やその周囲が痛む、開口時疼痛があげられます。この症状がきっかけで来院することが多いように思います。なお、痛む部位が耳の前辺りなら顎関節そのものが原因で痛みが出ている可能性がありますし、頬やエラや側頭部あたりが痛い場合は顎を動かす筋肉に原因がある可能性があります。

②顎の関節が鳴る … 次に、口を開けたり下顎を動かしたときに耳の前辺りがポキっと指を鳴らすような乾いた音がしたり、ミシミシときしむような音がしたりする場合です。前者のようなポキポキとなる音のことを「クリック音」と言い、後者のようなきしむような音を「クレピタス音」と言います。クリック音は基本的に痛みを伴うことは少なく、生活に支障をきたすものでもないのでそのまま放置するケースがほとんどです。一方クレピタス音の方は別名捻髪音ともいい、大抵は痛みを伴います。言うまでもなくこの場合は重度の顎関節症になっている可能性が高いです。

③口が十分に開かない … 最後は、そのままですが口が十分に開かない状態です。本来であれば、人差し指と中指と薬指の3指の幅(3横指:さんおうし)分以上の開口量であれば問題のない開口量と判断します。しかし、以前は大きめの食品でも問題なくかぶりつくことができていたのが、最近になってかぶりつくことが出来なくなったときや、起床時に口が開きづらくなって自覚するケースが多いようです。この場合、顎関節になんらかの問題が生じている可能性が高いです。

 

上記の3つが顎関節症の3大症状とされるもので「①口を開けると痛い」や「③口が十分に開かない」といった症状が現れた場合は受診をつよくおすすめします。なお「②顎の関節が鳴る」場合においては、痛みが伴わないのであればそのまま経過観察を行う場合がほとんどです。

 

顎関節症の3大症状以外の顎の症状としては「頭痛」「めまい・ふらつき」「耳鳴り」「咀嚼筋の緊張」などがあります。これらは顎関節が直接影響を及ぼしている症状というより、顎関節の問題によって副次的に生じているものなので、顎関節以外にも原因があり得るので鑑別が必要です。しかし一方で視点を変えれば、そういった症状が顎関節症の兆候であるとも考えられるので、もしかしたら…と思われたらまずは検診や相談をおすすめします。

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