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顎関節症を悪化させる生活習慣とは?

投稿日:2026年4月28日

カテゴリ:歯ぎしり・食いしばり 顎関節症

「顎が痛い」「口が開きにくい」「カクカク音がする」――
こうした顎関節症の症状は、一度出ると自然に軽快することもありますが、日常生活の習慣によっては悪化・慢性化してしまうことがあります。

本記事では、顎関節症を悪化させやすい習慣とその理由・メカニズム、そしてすぐ実践できる対策について詳しく解説します。

 

1.歯ぎしり食いしばり

顎関節症を悪化させる最大の要因のひとつです。

本来、リラックスしている状態では上下の歯は接触していません。しかし、ストレスや集中状態が続くと、無意識に歯を強く噛み合わせてしまいます。このとき顎関節や咀嚼筋には、非常に大きな負荷がかかります。

また、睡眠中の歯ぎしり食いしばりは自覚が難しくありながらも長時間にわたり強い力が加わるため、知らず知らずのうちに顎関節への負担や顎の筋肉の疲労を蓄積させます。これが痛みや開口障害を慢性化させる原因となります。

 

2. 片側だけで噛むクセ(偏咀嚼)

食事の際にいつも同じ側で噛んでいる方は注意が必要です。

片側だけで噛み続けると左右の筋肉のバランスが崩れるだけでなく、片方の顎関節に負担が集中します。その結果、片側の痛みやクリック音(関節音)が生じやすくなります。しかしこれは自身で自覚することも他人から指摘されることも少ない為、自覚に至ることが少ないといえます。

 

3. 悪い姿勢の長時間の保持(スマホ首・猫背)

現代人に非常に多いのが姿勢の乱れによる影響です。スマートフォンやパソコンの長時間使用などで頭顔面が肩より前に出た姿勢を長時間していると、下顎の位置が後方へ押し込むような力が生まれます。

この状態では顎関節や周囲の筋肉に常に負荷がかかり、安静にしていても顎が緊張した状態になってしまいます。

 

4. 頬杖などの顎に負担をかける悪習癖

頬杖や、うつ伏せ寝なども、顎関節に影響を及ぼします。

これらの習慣は、持続的に下顎を一方向から圧迫し続けるため、顎関節の位置がずれたり、筋肉のバランスが崩れたりする原因になります。特に成長期から長時間続けていたりすると、ひどい場合は顎の発育の歪みや顎関節の運動障害につながることがあります。

 

5. 硬いもの・大きな口を開ける習慣

顎関節症の症状が慢性化している状態で、硬い食べ物を頻繁に食べたり、大きく口を開ける動作(大あくび、大きな笑い)を繰り返したりすると、顎関節や顎周囲の筋肉にさらに負担がかかります。

 

6. ストレスの蓄積

慢性的ストレスは交感神経を優位にします。つまり顎周囲の筋肉の緊張を高め、歯ぎしり食いしばりを誘発します。歯ぎしり食いしばりが顎関節症を悪化させるのは先述のとおりです。

 

7. 睡眠不足や質の低い睡眠

睡眠不足であったり、眠りが浅く良質な睡眠が得られない状態では、睡眠中でいうところのレム睡眠が多い状況が続くことになるので、歯ぎしり食いしばりが増えやすくなります。結果、顎関節症の悪循環を引き起こします。

 

8. 口呼吸とそれによる低位舌

口呼吸の習慣があると、下顎が後方へ引かれやすくなり、顎関節に負担がかかるので、それ自体が原因になりえます。また、本来舌が上顎にべったり張り付くことで下顎を安定させるアンカーのような役割があります。しかし、口呼吸時は舌を下げていわば低位舌となるので顎の安定性が失われ、それを代償的に維持しようとして顎の筋肉の緊張を招きます。つまり、口呼吸は一見関係なさそうですが、実は回り回って顎の位置や筋肉バランスに深く関わっているのです。

 

顎関節症を悪化させないためにできること

顎関節症の改善の第一歩は、「悪化させる習慣を減らす」ことです。前回の記事と同じような内容になりますが改めてまとめてみます。

今日からできるポイント
 ・ 日中は「上下の歯を離す」意識を持つ
 ・ 食事は左右バランスよく噛む
 ・ 姿勢を整え、長時間の前傾姿勢を避ける
 ・ 頬杖や偏った寝方を控える
 ・ 硬い食べ物は症状がある間は控える
 ・ 質の高い十分な睡眠を確保する

習慣の改善だけで症状が改善歯科医院でのマウスピース治療や専門的な評価を受けることで、より根本的な改善につながります。

 

まとめ

顎関節症は「特別な病気」というよりも、様々な条件の積み重ねによって起こるトラブルです。そのため、症状に対する治療だけでなく原因とされる生活習慣の改善が症状のコントロールに直結します。

痛みがあるときは無理をせず、まずは顎を休ませること。そして、日々のクセを少しずつ見直していくことが、長期的な改善への第一歩です。

もし症状が続く場合は、早めに歯科医院で相談し、適切な診断とサポートを受けるようにしましょう。

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