歯ぎしり食いしばりと首や肩のコリや痛みって関係あるの?|顎関節症・咬み合わせ専門歯科医院HP

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歯ぎしり食いしばりと首や肩のコリや痛みって関係あるの?

投稿日:2026年7月17日

カテゴリ:歯ぎしり・食いしばり

「朝起きると首が重だるい」

「マッサージを受けてもすぐに元に戻ってしまい、肩こりがなかなか改善しない」

このような首や肩の不調に悩まされている方は少なくありません。

首や肩の痛みというと、デスクワークやスマートフォンの長時間使用にともなう不自然な姿勢の保持であったり、運動不足などが原因として思い浮かぶかもしれません。しかし実は、お口の中の問題、とくに歯ぎしり食いしばりが関係している場合があります。

歯ぎしり食いしばりは歯だけに影響を与えるものではありません。

今回は、歯ぎしり食いしばりと首・肩の痛みの関係について詳しく解説します。

 

なぜ首や肩に影響するの?

私たちは食事をするとき、顎だけを使っているわけではありません。顎を動かす筋肉は首や肩の筋肉とも密接につながっています。

特に顎の筋肉と関係が深いのが、

 ・ 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
 ・ 僧帽筋(そうぼうきん)

などの筋肉です。

わざと強く歯を食いしばってみるとわかると思いますが、顎の筋肉はもちろん、首や肩の筋肉も力が入っているのが実感あると思います。つまりこれらは連動して働いているため、顎の筋肉が必要以上に緊張すると、その影響が首や肩まで広がることがあります。

 

首・肩の痛みにつながる理由① … 筋肉が常に緊張状態になる

歯ぎしり食いしばりをしていると、顎周囲の筋肉は長時間緊張した状態になります。

筋肉は必要以上に力が入り続けると疲労し、血流が悪くなります。その結果、首の張った感じや肩こりなどが起こりやすくなります。

 

首・肩の痛みにつながる理由② … 顎の位置が不安定になる

歯ぎしり食いしばりによって顎周囲の筋肉の力の入り方が変わってくると、徐々に下顎の位置にも影響が出ることがあります。

顎の位置が変化すると、その変化を正そうとして顎の周囲の筋肉が無意識的に緊張します。するとその付近の首の筋肉にも余分な負担がかかります。

すると連鎖的に肩(僧帽筋)の緊張まで波及し、慢性的な首や肩のこりにつながることがあります。

 

首・肩の痛みにつながる理由③ … 睡眠の質が低下する

歯ぎしり食いしばりは睡眠中に起こることが多く、睡眠の質にも相互的に影響を与える可能性があります。詳しくはこちらの記事を参考ください。

睡眠中に歯ぎしり食いしばりによって筋肉が強く活動すると、相互作用的に交感神経が優位になりやすくなり、睡眠が浅くなってしまい、身体が十分に休息できないことがあります。

慢性的な睡眠不足や睡眠の質の低下は、心身の回復を妨げるだけでなく、首や肩の痛みをさらに悪化させる原因になったりします。

 

首・肩の痛みにつながる理由④ … ストレスとの関係

かねてより指摘されているのでご存知だと思いますが、歯ぎしり食いしばりはストレスと強い関連性があります。※詳しくはこちらの記事にまとめてありますのでご参考ください。

ストレスを感じると本能的に身体は無意識に緊張しやすくなります。

その結果、

 ・ 歯ぎしり食いしばりが増える
 ・ 筋肉が硬くなる
 ・ 血流が悪化し肩こりが発生する

という悪循環に陥ることがあります。

首や肩のトラブルが続いている方には、慢性的なストレスがセットになっているケースも少なくありません。

 

歯科でできる対策は?

歯ぎしり食いしばりによる筋肉の緊張を軽減するために、歯科医院ではさまざまな方法で対策を行います。

ナイトガード(マウスピース)

睡眠中に装着することで、顎を動かす筋肉が過剰な力を入れなくても歯ぎしり食いしばりを行うことが出来るので、歯ぎしり食いしばりに変化はなくても歯や顎への負担を軽減させることができます。

 

噛み合わせの確認・調整

噛み合わせたときや、下顎を前後左右に動かしたときに、特定の歯に不適切な力が集中していないかを確認します。

必要に応じて詰め物被せ物の噛み合わせの調整を行ったり、必要に応じて矯正治療を用いて適切な咬合関係を形成することもあります。

 

日中の歯ぎしり食いしばりへの意識づけ

本来、上下の歯は安静時には接触していません。

寝ているときは無理であっても、起きている間であれば気付いたときに歯を離すことはできます。こういった意識づけをするだけでも筋肉への負担を減らせることがあります。

 

まとめ

歯ぎしり食いしばりは、歯だけでなく首や肩にも大きな負担を与えることがあります。

顎の筋肉と首・肩の筋肉は隣接し合うため、

 ・ 筋肉の緊張
 ・ 姿勢の乱れ
 ・ 睡眠の質の低下
 ・ ストレスの影響

などを通じて、首や肩の痛みにつながることがあります。

慢性的な肩こりや首の不調に悩んでいる方は、原因が必要以上の歯ぎしり食いしばりにある可能性も考えてみましょう。

歯ぎしり食いしばりを100%抑制することは出来ませんが、適切に管理することで顎を含めた口の健康だけでなく全身の快適さにつながる場合があります。

思い当たる症状がある方は、一度歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。

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