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無意識で歯ぎしり食いしばりしてしまう原因ってなんなの?

投稿日:2026年10月7日

カテゴリ:歯ぎしり・食いしばり

気がつくと歯を食いしばっている経験はありませんか?

歯ぎしり食いしばりというと、寝ている間に起こるものとお思いかもしれません。しかし実際には、起きている間にも無意識のうちに歯を接触させたり、強く噛みしめたりすることがあるのです。

そういった、無意識の歯ぎしり食いしばりについて、その主な原因や歯・顎への影響、日常生活でできる対策についてお話しようと思います。

 

無意識の歯ぎしり食いしばりとは?

本来であればリラックスしているとき上下の歯は接触していません。

しかし、仕事や作業に集中していると、無意識のうちに歯を接触させたり、強く噛みしめたりすることがあります。大抵の場合、本人に自覚がないことも多く、指摘されて初めて気づくケースもあります。

また、これらは必ずしも強い力で噛み続ける状態だけではありません。上下の歯を軽く接触させたまま長時間過ごすだけでも、慢性的なトラブルの原因となることがあります。

 

主な理由

無意識の歯ぎしり食いしばりには、さまざまな要因が関係しています。代表的なものを見ていきましょう。

 

1.集中や緊張

よくあるものとして仕事や勉強など集中しているときに無意識に身体へ力が入る、というものです。そういった作業をしているときに肩や首だけでなく顎にも力が入っている場合があります。

また、緊張しているときや精神的ストレスを感じているときにも、無意識に歯ぎしり食いしばりをすることがあるようです。

この場合、本人としてはリラックスしているつもりでも、身体が緊張状態になっているケースもあるため、日中は自覚しにくいことがあります。

 

2.姿勢の影響

デスクワークなどで無理な姿勢を長時間続けていると、首・肩・顎周辺の筋肉が緊張しやすくなります。特に、頭が前に出た姿勢を長時間続けていると、そこそこ重い頭部が前傾するのを保持するために首や肩に負担がかかり、その結果として顎周辺も安定させるために歯と歯を噛み合わせるたようになります。

ただし、姿勢だけが食いしばりの原因になるわけではありません。姿勢、筋肉の緊張、ストレス、生活習慣などが複合的に関係している可能性があります。

 

3.スポーツや力を入れる動作

スポーツなどで力を発揮するとき、身体を安定させるために歯を噛みしめることがあります。

たとえば、スポーツ以外でも重量を持ち上げる動作や、強い力を瞬間的に発揮する場面であれば、無意識に顎へ力が入ることがあります。

スポーツ中において、歯ぎしり食いしばりそのものが必ずしも悪いわけではありませんが、強い力で長時間噛みしめる習慣がある場合は、歯や顎への負担に注意が必要です。

 

4.睡眠中の歯ぎしり食いしばり

よく知られていることですが、歯ぎしり食いしばりは睡眠中にも起こります。

朝起きたときに「顎が疲れている」「歯が痛い」「こめかみが重い」などの症状があったり、指摘されたことがある場合、睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。

 

歯に与える影響

食いしばりによって歯に強い力が繰り返しかかると、さまざまな影響が出ることがあります。

 

歯がすり減ったり、欠けたりする

強い力で歯を接触させる状態が繰り返されると、歯の表面が徐々にすり減ったり、欠けたりすることがあります。歯の先端が平らになってきたり、歯の形が変わって感じるところが現れたりします。

また、大きな詰め物や被せ物が入っている歯のように、過去に虫歯や歯の神経を取る治療を受けた歯などは、総じて欠けたり割れたりしやすい状態なので注意が必要です。

 

歯の詰め物や被せ物が脱離したり破損したりする

強い噛む力が繰り返しかかることで、歯だけでなく詰め物や被せ物にも負担が蓄積します。

それらが脱離・破損した場合、一緒に歯も巻き込んで破折させてしまうこともあります。

 

知覚過敏

歯ぎしり食いしばりによって歯に負担がかかると、歯の表面や歯ぐきとの境目に負担が加わり、知覚過敏の症状につながることがあります。

「冷たいものがしみる」という症状がある場合には、知覚過敏だけでなく、むし歯や歯のヒビなどが原因になっている可能性もあるため、自己判断せず歯科医院で確認することが大切です。

 

顎関節や筋肉への影響

長時間食いしばっていると、咬筋などの咀嚼筋が緊張し、顎の疲労感やこわばりを感じることがあります。

また、場合によっては顎関節周辺に違和感が出たり、口を開けたときに痛みを感じたり、開けにくくなったりと、顎の可動域に影響を及ぼすこともあります。

「食いしばりがある=必ず顎関節症になる」というわけではありませんが、強い食いしばりが続いている場合には、顎への負担を減らすことを考える必要があります。

 

対策

歯ぎしり食いしばりを減らすためには、まず日中の生活の中で顎に力を入れてしまうタイミングや時間を認知することが第一歩です。こういった意識づけを行うだけでも歯や顎、筋肉への負担が減っています。

こういった歯ぎしり食いしばりの原因としてよくあるものとして、仕事中などの長時間にわたる無理な姿勢の保持がありますが、そういう場合は定期的に休憩を取ったり、肩や首を軽く動かして血行を促すことも筋肉の緊張を緩和するきっかけになります。

睡眠中の歯ぎしり食いしばりはどんなに健全な状態であっても100%抑止はできません。しかし、過度の歯ぎしり食いしばりが疑われたり指摘された場合は歯科医院で相談するのが良いでしょう。

必要に応じて歯や顎関節を保護するマウスピースの使用を提案されることがあります。特に歯のすり減りや欠け、顎の痛みなどがある場合は、自分に合った方法を歯科医師と相談するとよいでしょう。

 

まとめ

無意識の歯ぎしり食いしばりは、集中や緊張、ストレス、姿勢、スポーツなど、さまざまな要因によって起こります。

本人に自覚がないまま続いているケースも多く、長期間にわたって強い力が歯や顎に加わると、歯や詰め物被せ物のすり減りや欠け脱離や破折、知覚過敏、顎関節や顎の筋肉の疲労などにつながる場合があります。

大切なのは、まず自分がいつ、どのような場面で歯を食いしばっているのかを自覚することです。

「仕事中に気づくと噛みしめている」「朝起きると顎が疲れていることがある」「詰め物や被せ物がすりよく脱離したり壊れたりする」など気になる症状がある方は、一度歯科医院で相談してみましょう。

歯ぎしり食いしばりの状態や歯・顎への影響を確認したうえで、必要に応じた対策を考えることが、顎の運動を健全に保ち、自身の歯を長く健康に保つことにつながります。

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